行船公園で小物釣り 浮きがなければシモリを使えばいいじゃない
友人家族といっしょに、葛西臨海公園で遊びました。
広場を素通りして、まっすぐ西なぎさへ向かいます。
ちょうど下潮にあたっていて、干潟が広がっています。
バケツを持って、ゴロゴロと石が転がっているあたりに行ってみます。
牡蠣がこびりついた石を、足でグラグラと揺すってやると隙間に隠れていた蟹が逃げ出してきます。
それを捕まえてバケツに放り込みます。
30分ほど遊ぶと、蟹やらヤドカリやらがたくさん獲れました。
石の陰に隠れず、砂に潜る蟹がいました。
こいつです。
きっと潜りやすいように横長の形なんでしょうね。
で、目がびよーんと長くて、これは砂に潜って目だけを出しているんだと思います。
蟹にも色々いて、それぞれに生活様式が違うんですねぇ。
みんな違ってみんな良い。
と楽しく遊んでいましたが、どうにも風が涼しすぎて、昼食を済ませたあとは誰も水辺に近寄らず、潮が満ち始める前になぎさを後にしました。
しかし、子供たちの「まだまだ遊び足りない」コールを受け、それなら近くに動物園が併設された公園があるよ、というわけで船堀街道沿いの行船公園に向かいました。
ここは小さいながらも動物園があり、ふれあいコーナーなんかもあってなかなか楽しめます。
公園内にはハス池や日本庭園、釣り堀もあります。
娘がまだ小さかった頃、ここのハス池でペットボトルを加工したビンドウを使ってクチボソを捕まえたことがあります。
その頃はまだ釣りを始めていなかったので、釣り堀の存在は到着するまで失念していました。
当時の印象では、ヘラ釣りのおじさんが二、三人いるくらいであまり釣れている感じはありませんでした。
ところが本日は、短い竿で小物釣りに興じている人がそれなりに入っていました。
僕もそれに倣って、四尺の竿で遊ぶことにしました。
しかし、道具箱の中には小物釣り用の仕掛けが入っていませんでした。
少し前に根がかりでオシャカになった仕掛けを直していなかったのです。
仕方なしに、小鮒釣りに使ったシモリ仕掛けで遊ぶことにします。
シモリ仕掛けだと、餌はゆっくりと沈んでいくのですが、仕掛けが馴染む前に小さなクチボソがワラワラ群がってきます。
当たりは大きいので、すぐにシモリに反応が出ますが、合わせるタイミングが難しくて、なかなか針にかかりません。
四苦八苦しながらも数匹のクチボソと、一匹のタナゴを釣り上げました。
タナゴを釣るのはずいぶんと久しぶりでした。
まだ小さくて、色も出ていませんでしたが相変わらずの可愛らしさでした。
こういうことがあるから、小物釣り用の連動シモリ仕掛けは用意しておくに越したことはないんですね。
一番大きなクチボソ君は、口の周りに立派な追星がありました。
夏はすぐそこです。
【本日の遊び道具】
竿 : 遊流里 四尺
道糸: 0.6号
浮き: 流線シモリ5連
鈎 : タナゴ鈎 三腰
餌 : 野釣りグルテンダントツ