真鮒池で鮒釣り 久しぶりに行ったらそこには…

以前に比べて釣りに行くための余暇が少なくなってしまい、「思う存分な釣り」ができずにいます。

仕事め！

そんなふうに奥歯をギリギリ言わせながら、早朝のみの釣行です。

越谷まで出てしまうと、移動に時間が取られすぎてしまうので、久しぶりに草加の真鮒池に行きました。

ここは調整池で、僕が釣りを始めたばかりの頃に「もうお腹いっぱいです」ってくらい鮒を釣ったことから真鮒池と呼ぶことにした場所です。

ハスの近くで手ごろなサイズの鮒がよく釣れたので、今回もそこに入ります。

到着したのは日の出を少し過ぎた頃で、パラパラと雨が降っていましたが、合羽でしのげる程度の降りだったのは幸いでした。

十尺の延べ竿に、1号の道糸、唐辛子浮き、サルカンで結んだ袖鈎3号というシンプルな仕掛けでハスの近くを狙います。

ざっくりと底を取りながら浮き下を調整しました。

餌は「野釣りグルテン ダントツ」です。

初めは寄せるために少し大きめ、鈎を包むくらいの団子にして付けてみました。

一投目から当たりはあります。浮きが小刻みに浮き沈みしています。

餌を鈎先に小さく丸めて付けてみると、浮きが横に流れました。

期待しつつ竿を立てると、大きめのモロコが釣れました。

浮きが沈むような当たりの時にはモツゴが釣れます。

肝心な鮒はまだ釣れません。

そろそろ釣れないかな…と思った矢先に合わせた先には平べったいシルエットの魚がかかっていました。

やっと一匹めが来たな、とほっとしかけたところに悲しい模様が見えました。

ぎる〜ん。

この池で初めてブルーギルを釣り上げました。

なんというか、ガッカリ感がすごいです。

いるとは思っていましたが、鮒よりも先に釣れるなんて…。

このサイズのブルーギルはもう一匹釣れました。

なんとなく白けてしまって、弱い当たりに合わせた時も期待はしていませんでした。

しかし竿を持つ手元に少し重い手応えを感じると俄然心が踊るのでした。

お〜、これは間違いなく鮒です。

少し大きめの鮒を、水面を滑らすようにして取り込むのが好きです。

小鮒をひゅっと抜き上げるのとは違う趣があります。

バッカンには少しばかり大きめなのでフラシに入れました。

タイムリミットが近づいた頃に雨が上がりました。

短い時間だったので、目当ての鮒が二匹とはいえ釣れたことは殊更に嬉しく感じました。

今回もきちんと気晴らしができたことは幸運です。

次も良い釣りができますように。

今回の遊び道具

延べ竿　十尺

道糸1号  ハリス0.4号　袖鈎3号

唐辛子浮き　ガン玉3号

野釣りグルテン ダントツ