新芝川でテナガエビ釣り 悲喜こもごもの一荷釣り
ビショビショにはならないけど、なんとなーくシットリしてきちゃう雨模様です。
車で行こうか迷いましたが、どうせ釣るときは屋根なんてないし、上下しっかり雨支度して自転車で新芝川へ向かいました。
駐車場代でエビ鈎が3つくらい買えちゃいますし。
釣り場に着くと下げ時のピーク間近でした。
前回釣りをした石積みはほとんど露出していました。
石積みのすぐ脇の、階段状になっているところで、天秤仕掛けで様子を見ることにしました。
白サシを袋から餌箱に移そうとした時です。
「なんじゃこりゃあ!」
白サシはほとんど皆さん、赤黒いサナギになっていました。
この時期に常温でほったらかしておいたらそりゃそうか〜。
それでも2匹だけ、白いままで残っているサシがいました。
今日の命運はこいつらに託されました。
こいつらを使って1匹釣れれば、そいつを生贄にして釣ることができます。
カニカマも持ってきていたので、最悪はそれを使うとしても緊張します。
が、そんな懸念をよそに、思いのほかあっさり1匹目ゲットです。
しかも鈎を外すと、まだしっかりとサシが残っています。
カニカマではあり得ないエサ持ち!
素晴らしいぞ白サシ!
何匹か釣ったところで、とうとう白サシが尽きました。
そして哀れな1匹をムキムキして、ハサミでちょうど良い大きさにカットするのでした。
剥き身を使って一投目、置き竿を立てると嬉しい光景が現れました。
二つ付いてる〜!
フナ釣りや小物釣りでは一本鈎しか使ったことが無いので、初の一荷釣りです。
これは見た目にも大変よろしい。
天秤の両端でエビがピチピチするたびにクルクル回ります。
このまま天井から吊るして飾りたいくらいです。
すっかり気を良くして続けましたが、なかなか一荷で掛かることってないんですね。
そうこうしているうちに
こんな悲しい一荷釣りも。
見た目はなあ、楽しいけどさぁ。
オマエらじゃないんだよなぁ〜。
そして
エビダボコンビも。
それでも天秤仕掛けで楽しく遊んでいると、次第に潮が上がってきました。
今日は中潮で、この前よりもだいぶ深くなるはずです。
水深が深くなるにつれ、エビがあたらなくなってきました。
さらに流れが強くなってきて、ウキが流されらようになってきました。
根掛かりでもして仕掛けが無くなったら嫌なので、天秤仕掛けをやめて、玉ウキ仕掛けに変えました。
玉ウキがスッと沈んだので
「はいはいダボダボ」
と、早めに竿を立てるとダボよりもずいぶんと明るい色の魚がかかっていました。
これは、ハゼか?
ハゼっぽいな!ハゼだなこりゃ!
テナガエビのアタリがすっかりなくなって、代わりにハゼが釣れるようになりました。
うーん、こんな事になるなら袖鈎も持ってくるんだったなあ。
エビ鈎では飲まれてしまうので、待ち合わせた中で一番大きな秋田狐3号に鈎を変えて、しばらくハゼに遊んでもらって、とうとうアタリが無くなったので納竿しました。
もうちょっと大きいハゼが釣れたら、これも食べてみたい獲物です。
本日の遊び道具
延べ竿六尺
天秤仕掛け
エビ鈎1号
テナガエビの剥き身