越谷の水路で小物釣り 遠出した割には…な結果に
越谷に県民健康福祉村、みたいな公園があって、その周辺の水路では小物釣りが盛んであるらしい、とネットのあちこちで散見されます。
昨年までは、比較的近場にある草加や川口の池で楽しんでいたので「わざわざ遠出しなくてもねぇ」とノーマークでした。
ところが先日、葛西用水路で鮒釣りをしたことで
「釣り堀みたいな池よりも水路の方が趣があってよろしいのではなかろうか」
と思うようになりました。
というわけで本日は意気揚々と越谷の県民健康福祉村まで行ってきました。
駐車場も広く、何ヶ所かに分かれてあります。
適当な所に停めて周辺を探ってみました。
すると、末田用水という広めの水路が近くにありました。
三面護岸で、流れの真ん中あたりが深くなっている感じです。
とりあえずグルテンであちこち探ってみましたが、うんともすんとも言いません。
水がそれほど濁っておらず、底が見えていたので期待は薄かったとは言え、アタリも無いとは…。
別の駐車場に移動して、真裏にあった水路を見てみましたが、ここもまるで水がありません。
一ヶ所だけ、端の方で深くなっているところがあったので、試しに仕掛けを振り込んでみました。
するとようやくアタリがあり、モツゴとモロコが釣れました。
オデコは免れたとは言え、せっかくここまで来たのにこれでは物足りないというものです。
もしかしたら小鮒もいるかもしれない、と頑張っているとおじいさんから声を掛けられました。
「いいとこ見つけたねえ」
聞けば、駐車場裏のこの水路では、この時期この場所しか竿を出せる深さになっていないとのこと。
「クチボソかタナゴだな、ここにいるのは」
あ、小鮒とかどうですかね?
「鮒ならあっちで良く上がるよ」
と、場所を教えてもらいました。おじいさんもそこでやってるとのことです。
早速移動してみると、田んぼとか畑の間を通る、幅1mもない水路でした。
暗渠から出てすぐのところで鮒が釣れているみたいです。
先ほどのベテランが短竿で釣っていました。
見ている端からテンポ良く小鮒を釣り上げています。
「こっち側でも釣れてるから入りなよ」
と、近くを勧めてくれたのでお邪魔しました。
たしかに、とても良いポイントで、仕掛けが馴染むとすぐにアタリが出ます。
軽〜く合わせてみると5センチくらいの小鮒が釣れました。
水が濁っていて、タナゴ仕掛けの目印が見えないので親ウキに出たアタリだけで釣ってみましたが、あれよあれよという間に鮒と鯉っ子が何匹か釣れました。
ベテランのお友達が何人か集まり、賑やかになってきたので、場所を教えてくれたことにお礼を言って移動しようとしたら、ベテランが鈎をくれました。
テトロンハリス付きのタナゴ鈎です。
鮒狙いだし、もったいないからと遠慮していたんですが、ベテランのお友達から
「もらっとけもらっとけ」
と背中を叩かれて、それでは遠慮なくと頂戴しました。
周囲を散策してみると、別の水路にトンボを使った仕掛けでタナゴを釣っている方を見かけました。
全体に浅くなって釣れないけど、たまに深いところがあって釣りになる場所があるのだそうです。
結局この日は竿を出せそうな場所も見つからずに帰宅しました。
帰りがけに良さそうな水路を見つけましたが、竿を出す時間もなく、家で調べてみたら小鮒が釣れる水路のようでした。
下調べって大切です。
次に行けるのはいつになるのか…
師走の忙しさが恨めしくなるのでした。