柳瀬川で川遊び 今年最初のピストン釣りです

大きい声では言えませんが、ひっそりこっそりと清瀬市の柳瀬川まで川遊びをしに行ってしまいました。

ちゃんと自粛して巣篭もり連休を過ごしている皆様ごめんなさい。

河川敷で騒いだり飲んだり食べたりはしゃいだりしないで、かなり寡黙にストイックにガサガサと釣りをしてきたので許してください。

 

というわけで、陽気に誘われて柳瀬川です。

「やっちゃダメよ!」っていう看板をよそに、モクモクと炭火焼きを楽しんでいる一団を尻目に、網を片手にじゃぶじゃぶと川に入ってガサガサに興じます。

岸際にはクレソンが群生していて、網でジャブジャブと根本をさらうと、エビだの稚魚だのが網に入ります。

網を下流に構えて、足で上流側を荒らすとそこそこのサイズのヌマチチブが入りました。

茶色っぽい体に水色の点々模様のヌマチチブに混じって、体色薄めのそっくりさんが入りました。

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この子もヌマチチブなんでしょうか?

ハゼっぽい奴らはよくわからないです。

泥っぽいところを漁ると、今度はドジョウが取れました。

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ん〜!やっぱり可愛いです、ドジョウ!

そういえばドジョウもいろいろ種類があるけれど、こいつが何ドジョウなのかはわからないです。

まあいいや。可愛いから。

 

川に立ち入っていると、動きの早い小魚はたくさん見えますが、釣れるようなサイズの魚は見当たりません。

それでもダメ元でピストン釣りをしてみることにしました。

なにせ今日は一番弟子の男の子と一緒に遊んでいたので、一匹くらいは「捕まえる」のではなく「釣り」たいところです。

あ。一番弟子と言っても、この子が唯一にして無二の弟子なんですけど。

 

まずは川底の石をひっくり返して川虫を探します。

今日はヒラタが全然いなくて、クロカワムシばかりがたくさんいました。

手頃なサイズを鈎にかけ、いざピストン釣りです。

 

仕掛けを流れに乗せて、道糸が張ったところで竿先を水に沈めて、あとは竿を前後に動かします。

川底を足でゴリゴリと荒らして濁らせると、そこにいた川虫なんかが流されて魚が集まってくるんですって。

あまり期待しないで始めてみたけれど、思いのほかすぐに小さなオイカワが釣れました。

竿を引いた時にプルプルっとくる手応えは、本当に癖になります。

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釣れたのはずいぶん小さなオイカワでしたが、釣れるかどうかわからずに竿を振るよりも、釣れると分かっていた方がやる気になります。

一番弟子も奮起しましたがなかなか釣れません。

ん?

よくよく見てみると、弟子の仕掛けにはウキゴムとオモリがついています。

普段使うウキ釣り仕掛けからウキだけを外しているのでした。

これでは仕掛けが沈んでしまい、鈎に付けた餌がきれいに流れません。

ピストン釣りは、仕掛けにオモリもウキも使わずに餌を水中に出来るだけ自然に漂わせます。

竿を前後に動かして、引いた時の動きがそのまま合わせになって魚が釣れるので目印を必要としないのです。

早速弟子の仕掛けからウキゴムとオモリを外します。

そして竿を前後に動かすとき、前に出す時は川の流速に合わせてゆっくりと動かし、手前に引く時には合わせるつもりで少し早めに動かすことを心がけるように言いました。

数分後、「釣れた!」と言って竿を立てた弟子の鈎には、僕のやつよりも大きなオイカワがかかっていました。

きっと、かなり気持ちの良い手応えがあったことでしょう。

弟子に負けてはならぬと、僕もせっせと竿を動かしましたが、結局、彼よりも大物は釣れませんでした。

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僕の竿を引いたのは、10センチも無いようなオイカワでしたが、今年最初のピストン釣りは、無事にオデコ逃れで終えることができました。

 

本日の遊び道具

延べ竿六尺

道糸0.8号 ハリス止め

ハリス0.3号 袖鈎2号

餌はクロカワムシ