越谷の水路で小物釣り 散策、時々釣り
家から20km弱くらい車を走らせると越谷の田園地帯に行けます。
葛西用水路もこっちの方で、同じくらいの距離です。
今日はその、田園方面に行ってみました。
大きな公園があり、駐車場とトイレに困らない素敵な場所です。
いつもは、釣りをするポイントが決まっていて一度竿を出すとあまりあちこち動いたりしません。
だけど、この辺りにはまだ釣りをしたことが無いポイントがたくさんあるので、今日はあちこち散策しながら、良さそうな場所を見つけたら竿を出すことにしました。
駐車場から少し歩くと、田んぼの真ん中を通る水路がありました。
なみなみと水が入っていて、流れもそこそこあります。
こういう、「何かいそう」な水路をみるとワクワクします。
水面近くには何かの稚魚が群れて泳いでいますが、釣れる魚はいるのかな?
六尺のオカル仕かけで、鈎は秋田狐の2号です。
思いの外流れが強くて、3号のガン玉でも流れてしまいます。
ウキが動いても、当たっているのか流れで揺れているだけなのか、いまいちわかりにくい。
四苦八苦しながらもウキを流していると、スコン、とウキが沈みました。
合わせてみるとプルプルした感触が手元に伝わります。
釣れたのはモツゴでした。
体側にくっきりと線が入った「ザ・モツゴ」です。
同じ魚でも、「臭えところだなあ」「汚ねえドブだなあ」なんて思いながら釣る芝川のモツゴよりありがたい感じがします。
数や、大きさで言えば芝川の方が断然釣れるんですが、僕は田んぼの匂いを嗅ぎながらのんびり釣れるのを待つ方が性に合っているみたいです。
風が吹くたびに、さらさらとまだ短い稲が揺れて、草いきれがふんわり漂ってくる中で釣り糸を垂れていると、釣るのは二の次でいいやね、なんて思えてきます。
ぼーっとしているところに、一際強い当たりがあって、ウキが流れました。
上がってきたのは鯉っ子でした。
小さいけど釣り味が楽しい魚です。
大きくなると可愛げもなくなるし、鈎は持っていかれるしで、なかなか嫌いな魚ですが、これくらいの頃はとてもかわいいですね。
さて、まずは釣れたので別の場所に移動してみます。
田んぼの間の道を、水路に沿って歩いていくと畑の間を流れるようになりました。
この辺でいいかな、と釣り支度をしていると対岸の茂みでカサリと音がしました。
よく見てみたら、鴨がじっと座っていました。
卵を抱いているのか、人の気配に逃げる様子もありません。
さすがにここで釣りをするのは気が引けるので離れたところに移動します。
良さそうな水路ですが、今ひとつ魚が少ないような感じです。
暑すぎるのかな?
このポイントでもモツゴが釣れておしまいです。
バケツで水を汲んだら、何かの針子が入りました。
こんな感じのやつはたくさんいます。
釣れるサイズが少ないです。
別のポイントを探して歩いている時、ふと道路脇の側溝を見てみると、ザリガニに混じって魚の姿がありました。
少し頭でっかちな、ずんぐりした体型。
小鮒です。
それが、水路に繋がるこんな側溝の中に泳いでいました。
水深は15センチくらいでしょうか。
ザリガニがめちゃくちゃ幅をきかせていました。
網を持ってきて挟み撃ちとかしたら、とんでもない量の生き物をゲットできそうです。
次来るときにはガサガサしてみよう。
さて、散策の終わりは小鮒のいた側溝が流れ込んでいた場所です。
フェンスの上から竿を出すわけですが、さすがに六尺は長すぎました。
持ってきた竿は「遊流里」という、4.5.6尺で長さを変えられる竿だったので、四尺の仕かけを使いました。
こんな時にはすごく重宝します。
すごく久しぶりに使う、四尺連動シモリ仕かけです。タナを変えようとしたらシモリ玉が道糸にくっついていました。
当たりかどうかわからないくらいのウキの動きがあったので聞き合わせをしてみたらくいっと手応えがあり、小鮒が上がってきました。
本当ならこのサイズの小鮒を釣り歩きたかったところです。
それでもこの辺りはロケーションが良くて、負け惜しみでも無く本当に釣り糸を垂れているだけでもリフレッシュできます。
近々また来ることがあれば、流れに対応するつもりでサシでも用意してみようかと思います。
グルテンはあっという間に溶けて消えちゃうので…。
本日の遊び道具
釣竿 : 遊流里
六尺 : トウガラシウキ、目印5粒、秋田狐2号
四尺 : 中通し小物ウキ、目印5粒、秋田狐1号
釣餌 : 野釣りグルテンダントツ