元渕江公園にて初釣行 魚は良いけど人がねぇ・・・
釣行に使っている自転車が、多少使いやすくなったのでちょっとだけ遠出して「元渕江公園」まで行ってきました。
舎人公園よりもだいぶ小ぶりな釣り池があって、タナゴやヘラ、マブナなんかが放流されているみたいです。
池に着いてみると、ポツポツいる釣り人はほとんどヘラ釣りでした。
大小二つの池があって、小さい方の池に二人くらい短竿に連動シモリ仕掛けのスタイルで釣りをしていました。
さて、僕はと言えば「マブナが釣れたらそれでいいや〜」くらいの気持ちなので、いつもの十尺にいつもの仕掛けで、大きい方の池で人気のない端っこで釣糸を垂れます。
ちなみに、今日は初めて「サシ」を使いました。
赤虫よりも、余らせた後の保存が楽だと思ってのチョイスです。
始めてからしばらく、いや〜、釣れない。
マブナ目的だったので、改良ヤラズを使っていましたが、あまりにのらないので秋田狐の2号に鈎を交換しました。
するとようやくモツゴがチョロンと釣れましたが、全然楽しくありません。
おまけに、隣に座ったヘラ爺様がサイドスローで仕掛けを放るのが邪魔で仕方ないという有様。
こちらの竿や道糸の位置を、まるで意に介さない投げ方なので仕方なく少し離れる事にしました。
が。
僕の合わせが空振りして、ふっと仕掛けが戻ってくるタイミングでヘラ爺様が渾身のサイドスローを放ちました。
キリキリと空中で絡まる仕掛け。
もうため息しか出ません。
ヘラ爺様はモゴモゴと言い訳なのか謝罪なのかわからない事を言いながら仕掛けを解こうとしていましたが、そんなのを待つほど時間が有り余っているわけでもなく、「とりあえず浮きとサルカンが回収できれば良いや」と、サッサと自分の仕掛けをハサミで切って場所移動です。
散々だった大池を離れて、今度は小池です。
大池とは打って変わって、こちらはアタリが続きます。
モツゴとは違うアタリに合わせてみたら
ん?タナゴ?
いつものタイバラよりも大きめです。
僕が写真を撮っていたからでしょうか、小物釣りの爺様が(何しろここには爺様しかいませんでした。誇張ではなく)
「タナゴがあがったかい?」
と声をかけてくれました。
「タナゴには違いないけど、バラタナゴじゃないです。これ、何ですかね?」
すると、これはカネヒラだな、とのお返事が。
おおお、これがカネヒラ!
初めて釣りました。
バラタナゴよりも小鮒に近い釣り味で、スルっとあがってくる割には合わせた時にプルっと泳ぎ回ります。
そのあとは、モツゴじゃない時はカネヒラが釣れたので良いポイントに当たったんだろうと思います。
さて、こんな感じで写真を撮って、用を足しに立った時です。
そこそこ離れた所でやっていたヘラ爺様の一人から
「おにーさん、ここさ、持ち帰れないからね!」
と言われました。
バッカンからプラケースに入れ替えたりしてたから誤解を招いたようです。
随分とケンのある物言いだったので少なからず気分を害しつつも、そのルールは知っているし持ち帰るつもりはない旨を伝えました。
ついでに言うなら、この池は元々は水質保全の観点から、練り餌の使用は禁止されていましたが、それだと困っちゃうヘラ爺様たちが注意書きの看板を塗りつぶして自分たちの都合の良いルールに変えてしまったのも知っていました。
まあ、そんなことは言えませんでしたが。
この池は放流で成り立っているのだろうし、その爺様は少なからずそうした活動に加担しているのでしょう。
なので持ち帰りを見張りたい気持ちもわかります。
でも、舎人公園にしてみてもそれは同じで、有志のおかけで僕なんかも楽しませてもらっています。
それでも少なくとも僕は、舎人公園でこういうヘラ爺様みたいな人には会ったことが無いです。ついでに人の近くで「お祭り上等」なキャスティングをする人にも会ったことがないです。
そのあと何匹かのカネヒラを釣って、なんとなく白けてしまったのでこの公園を後にしました。
時間が早かったので舎人公園までハシゴしに行ったら、リール竿(禁止されてます)で鯉を釣りに来ていた小学生と、楽しそうに竿を並べる小物釣り爺様がいたりして、少し和むのでした。
やっぱこっちだなぁ。
またカネヒラを見たくなるまで元渕江公園はいいや〜。
本日の遊び道具
延べ竿十尺 道糸1号
唐辛子ウキ ガン玉5号
ハリス0.4号 秋田狐2号
エサ サシ