越谷で小物釣り 忘れない事よりも…
12月なのに気温が20度に届くとか何とか言われているので、家に引きこもっていても勿体ないので越谷まで小物釣りに行きました。
結果としてはかなり残念な形に、はっきり言えばボーズだしオデコでした。
もうつるんつるんです。当たりもありませんでした。
で、まあここに書くようなことは本来であれば何もないのですが、今日は元々予定してなくて急遽、「あったかいし釣りしてこよう」と思い立って出かけたわけです。
そんなふうにして出かけた時、人は(というと主語がでかすぎますね)と言うか僕は、往々にして忘れ物をするわけです。
今日はエサボウルと計量スプーンを忘れていました。
さて、他にも使えるような器も持ち合わせておらず、苦肉の策として大きめの枯葉を拾って器がわりに使いました。
まあ、話としてはそれだけなんですが。
忘れないようにすることも確かに大事。
それは本当にそう思います。
でもね。
忘れちゃった時にどう対処するかっていうのも、とても大事なんじゃないかな、と。
器が無かったら葉っぱをお皿にしたらいいじゃない。
餌が練れたらそれでいいじゃない。
越谷の水路で小物釣り 五目釣りって達成感ありますね
秋晴れの気持ち良い日に仕事が休みって得した気分になりますね。
こんな日に、静かにのんびりと釣りをすれば、きっとオデコでもリフレッシュできることでしょう。
畑と田んぼの間の水路です。
手前の方は風向きでしょうか、浮き草がびっしりと吹き溜まっています。
浮き草が途切れるところまで水路を進んでみると、まだ水はたっぷりとあって何かの稚魚がウヨウヨ泳いでいました。
ちょうど椅子を置けそうな場所があったので、ここを釣り場にします。
でもここには陰になる植物や障害物がないので、どこに餌を落としたものやら思案に暮れます。
とりあえずは日陰になっている、反対側の護岸のきわに落として様子見です。
当たりは渋く、たまに当たりかと思ったらよくよく見ると、稚魚が仕掛けの目印をつついたりしています。
それでも辛抱強く餌打ちを繰り返していると、ようやく浮きが横にすうっと動く当たりがでました。
竿を立ててみるとずしりと重い感触があり、竿が引っ張られました。
鯉がかかってしまったのだと思いましたが、よく見てみると鮒のようです。
鯉ほど勢いよく動かないので、ジワジワと寄せることができます。
小物釣り用の手網しか持っていませんでしたが、何とか頭を網に入れることができました。
バケツにも入らないような大きさです。
尾鰭がとても立派で綺麗な形をしていたのが印象的でした。
タナゴ鈎なので飲まれてしまっていると思いましたが、しっかり上唇に掛かっていたのは鮒にとっても幸運でした。
鈎を外してやってすぐにリリースです。
傷もほとんどない綺麗な鮒でした。
そのあとしばらく当たりが途絶えてしまいましたが、浮きが斜めに引き込まれた当たりに合わせて見ると、小さなタナゴが上がりました。
タナゴを釣り上げたのは久しぶりです。
相変わらず素敵な形です。
持って帰って、水槽の中で泳ぐ姿を思う存分眺めたい衝動に駆られます。
そのあと、目印が水中でゆらゆら揺れたのであまり期待せずに合わせてみると、これも久しぶりにちょっと大きめの小鮒が釣れました。
こちらも相変わらず素敵な姿。
持って帰って(以下略)
さて、そのあとは本当にぱったりと当たりが無くなってしまいました。
お開きにしようかと思っていると、近くを流れる別の広い水路から釣り人が引き上げて行きました。
ものは試しにそこで釣ってみる事にしました。
護岸されたまっすぐな水路ですが、水のある時期にはそれなりに魚影が濃く、鮒やモロコがよく釣れます。
覗いてみると時折きらりと平打ちが見られます。
流れの真ん中あたりは流れが強めで、軽いオモリの仕掛けは流れてしまうので、端の方で流れがゆるい所に餌を落としました。
先ほどの水路とは打って変わって、すぐに当たりがあります。
当たりの正体はモツゴでした。
少し鈍い動きの当たりに合わせると
今度はモロコです。
モロコは少し青みがかったウロコがあって、光の当たり方でとてもきれいに見える時があります。
そしてこれは、鯉っ子でしょうか。
鮒よりも体が細長くてシュッとしています。
そこでふと気付きました。
あれ?
これ、五目達成してない?
おそらくは、この水路で釣れる代表的な種類を釣ったと思われます。
バラタナゴじゃない、もっと細いタナゴが釣れた事もありましたが、あんなのは例外例。
少しの間にバケツも随分賑やかになりました。
この中に五種類も魚がいるなんて、なんだか素敵です。
いや、ほんとにこのまま家に持って帰って水槽で泳いでもらいたいくらいです。
本日の仕掛けがこちら。
ナカジマの雑魚浮きに目印を付けて、完全ハリス止、タナゴ鈎です。
板オモリを使って、ゆっくりと仕掛けが沈むように調整するのがシモリ仕掛けの本来の形みたいですが、僕は面倒くさいのでガン玉の8号を一つ付けてます。
今日は四尺の延べ竿で、餌はタナゴグルテンを使いました。
この水路に水があるうちに、もう一度くらいはのんびりしに来たいものです。
滋賀県の川で小物釣り 4年ぶりの再会です
コロナが世間を騒がせている間、先方に迷惑をかけてしまうため甥っ子と姪っ子の住む滋賀県に行く事ができずにいました。
家の周りには田んぼや畑が沢山あって、それに合わせて心躍るような水路がたくさんある夢のような環境なのです。
そして今年、実に4年ぶりに滋賀のお宅にお邪魔してきました。
家から歩いてすぐの水路で、早朝からアブラボテの入れ食いを楽しんだことが懐かしく思い出されます。
田んぼの脇にあったその水路ですが、久しぶりに訪れてみると田んぼは埋め立てられて、瀟洒な家が立ち並んでいました。
水路は生きているみたいでしたが、人の家の玄関先で釣りをするわけにもいかず、素敵な水路は一つ失われてしまいました。
そこでアブラボテは諦めて、4年前に見つけたオイカワ入れ食いスポットに向かいました。
名前は分かりませんが、それほど大きくない川です。
川の流れから少し外れたところにこんな感じの溜まり場があって、ここに魚がウヨウヨいるのが見えます。
町中を流れた水路がここに注いできていて、餌や酸素が豊富なのかもしれないですね。
みる角度を少し変えるとこんなふうに注いできています。
魚はみんな、白波立っている方に頭を向けてウヨウヨしています。
なのでその手前くらいから鈎を落として流れに乗せると、パクリと魚が食いついてくるっていう寸法です。
何しろ4年ぶりの滋賀県を満喫するために朝から日が傾くまでみっちり遊び呆けていたので、餌を調達する暇が無くて毛鉤を使うことになりました。
流れに乗せるので浮きを外してミャク釣りにします。
竿を出すとすぐにコツコツという感触が手に伝わってきます。
何度か空振りしましたあとで合わせが決まり、プルプルっとした手応えとともにキレイに色のでたオイカワが釣れました。
うーん、傾きかけた夕日に映えますね。
小一時間ほど遊んでオイカワばっかり10匹くらいでしょうか。
短い時間でしたが、ピストン釣り以外で久しぶりの釣果です。
このポイントが変わっていなくて幸運でした。
帰り道、そういえばこの景色も変わっていないな〜、と気づきました。
まっすぐ伸びた道の先に、こんもりとした神社の森が見えるこの景色。
田んぼを抜けてきた風が心地よく汗を冷ましてくれます。
4年前もここで少し立ち止まって少年期を思い出したりしたのでした。
来年も行けるといいなあ。
柳瀬川でオイカワ釣り クロカワムシ効果は絶大です
連日の酷暑が続く中、そろそろ川遊びをしたい欲のゲージが振り切れそうになってきました。
そこでオクラ君を誘い出し、柳瀬川までオイカワ釣行です。
まずはせっせとタープを張って、休憩場所の確保です。
山間部にある川なら日陰もそれなりにあるし、ここよりは涼しいのですが、いくらのどかでもここは都内。
日陰がないと干からびてしまいます。
支度が終わったら早速ザブザブと川に入って、オクラ君が用意してくれた紅サシを餌にしてピストン釣りです。
道糸とハリスの端っこをチチワ結びにして連結させているので、ハリス止めは使いません。
川の流れに平行に仕掛けを流したら、竿先を水に沈めて前後にゆらゆら動かします。
前に動かす時は流れの速さに合わせて、後ろに引く時は少し早めに動かします。
魚が餌に食いつくと、後ろに引いた時の動きが合わせになって鈎が掛かります。
足元の石をゴリゴリ動かして、水を濁らせてやると食いつきがよくなります。
程なくしてオクラ君の竿に当たりがあり、オイカワが釣れました。
ややあって僕の竿にもプルプルっとした当たりがあり、オイカワを釣り上げました。
ん?
気がつけばオクラ君、川底の石をひっくり返して川虫を捕まえて餌にしています。
この川には、クロカワムシがとにかくたくさんいて、おそらくオイカワもそれを常食しているのでしょう。
サシでも釣れるオイカワですが、この川でクロカワムシを餌に使うと本当によく釣れます。
大きめのクロカワムシを使うと、小さいオイカワは食べることができず、型の良いオイカワが釣れます。
最初の休憩までにそこそこの数を釣り上げました。
今回は暑さも相まって、川遊びを楽しむ人が多くて、その都度危なくないように釣り場を移動しました。
人に鈎が刺さったら大変です。
浅くて川底には拳大くらいの石がゴロゴロしている、白波が立つようなエリアが理想なのですが、荒めの砂底で水深が変化するような場所でもそれなりに釣果は上がります。
釣り方の性質上、それなりに川が流れていないとダメなので、トロ場のように流れが停滞している所だと浮き釣りの方が良く釣れそうです。
上流と下流を行ったり来たりしながら、あちこちで竿を出したおかげで、釣れるポイントと釣れないポイントがだいぶわかるようになりました。
川の端っこの草が陰を作っているような所にはカワムツがいます。
釣りの合間に、網でガサガサをしてみたら、鈎に掛かるくらいのサイズのカワムツが隠れていました。
バケツはすぐにいっぱいになりました。
サシムシに頼らず、せっせとクロカワムシを捕まえていたオクラくんの竿には型の良いオイカワやカワムツが当たります。
追い星も立派なカワムツや
やっぱりこれを釣ると嬉しい、婚姻色のオイカワが釣れていました。
上から見てもキレイです。
おじさん二人で日焼けでヒリヒリするまでたっぷりと川を堪能したのでした。
大芦川でオイカワ釣り シーズン初のピストン釣りです
栃木県は鹿沼市にある、「出会いの森 オートキャンプ場」に行きました。
昨年も今頃の時期にこのキャンプ場に行って、清流の中で思う存分オイカワだのカワムツだのを釣りました。
今年も良い思いができますようにと期待して、週間天気予報とにらめっこする日々を過ごしました。
そして迎えた当日、願いが通じて気温も上がり、天気にも恵まれました。
昨年同様、水はとてもきれいです。
ただ、足元の石にやたらと苔がついていて、ツルツル滑るのには閉口しました。
それでも、おっかなびっくり川に立ち込んで、手頃な大きさの石をひっくり返すと、たいていは大きなヒラタが手に入りました。
こいつを餌にしてピストン釣りです。
ツルツル滑る足元に気をつけながら川に入って餌を流れに乗せます。
ところがなかなか当たりがありません。
当たりがない時は、足元の石をゴリゴリと動かして水を濁らせてやるとそこに魚が集まってくるのですが、いかんせん石がツルツル滑ってしまってなかなか動かすことができません。
四苦八苦しながらも竿を揺らしていると、手元にプルプルっと待望の当たりが出ました。
きれいに色がでたカワムツです。
釣り上げた時に、このお腹の赤色はとてもよく目立ちます。
大きさもそこそこあって、釣り味も楽しい魚です。
足元が悪すぎて、あまりあちこち動き回れないのでほとんど同じ場所で竿を出しました。
条件はイマイチでしたがそれなりに釣れたし、何よりも気持ちの良い風景の中で川遊びができたので大満足です。
ガサガサをして捕まえたドジョウも、ちょっと大きめでケースの中で良く泳ぎ回っていました。
僕がピストン釣りに夢中になっている陰で、娘がスッポンを捕まえていました。
ミドリガメの小さい奴だと思って捕まえたら顔が違ったみたいです。
こんな小さいスッポンを初めて見ました。
こういう新鮮な体験ができるので川遊びはやめられません。
テントサイトのそばに、ものすごく小さくて頼りない流れの水路があって、その周りにはカエルがたくさん跳ねていて、カエル好きの娘が嬉々として乱獲していました。
溜めに溜めたカエルをバケツから解き放つと三々五々草むらに消えていきます。
ヌマガエル(だと思いますがどうなんでしょうね)がたくさんいました。
さあ、今年も川遊びが楽しい季節がやってきました。
どれくらい行けるかなあ。
本日の遊び道具
延べ竿6尺
道糸1号
ハリス0.4号
袖鈎3号
捕まえた川虫
越谷の水路で小物釣り 水路カラッカラじゃん
昨年の夏、キャンプ先で捕まえて娘が飼育しているニホントカゲが活発に動き回るようになり、食欲も旺盛になってきました。
暖かくなると元気になるのはトカゲも僕も同じ。
久しぶりに予定のない休日で、天気は申し分ないくらいに良い。
魚もさぞかし元気になっているだろうと思い、越谷に出かけてみました。
ところが、まだ水路には水が入っておらず、場所によってはすっかり干上がっています。
なんてこった…
これじゃあせっかくの休日が台無しだ!
諦めきれずに付近を散策しながら竿を出しては仕舞い、やっと平打ちの見える水路を見つけました。
ここにキラキラ平打ちしてるんですが、いかんせんものすごい「ドブ感」です。
アナカリスも泥をかぶっていてかなり切ない有様です。
それでも水底で活発に平打ちしている様子を見ていると、今日のポイントはここしかないように思えます。
午前中に越谷に到着して、あちこちうろうろしていたらいつのまにか正午です。
今日はもうここで頑張るしかない、と竿を出してみましたが…。
浅い!
すごく浅くて、水深は20センチもありません。
浮き下をできる限り短くして、なんとか浮きが立つようにしたけれど、もしかしたらオモリが底に着くか着かないかくらいの「オモリベタ」になっているのかも。
浮きの下には目印を付けた、いわゆる「連動シモリ仕掛け」ですが、当たりが全然取れません。
ジリジリと時間が過ぎていきます。
その間にも平打ちはキラキラと僕を煽り続けます。
小物釣りをしていて初めてヤキモキした気持ちになりました。
こんなに見えているっていうのに!
せめてあと10センチ、水深があればもう少し当たりが出てくると思うのですが、僕のためにある水路でも魚たちでもありません。
向こうの条件で勝負するしかない。
ようやくシモリがゆらっと揺れる当たりがあったので合わせてみたら、待望の一匹が釣れました。
すごく久しぶりのタナゴです。
ここのところ、越谷では小鮒ばかりが釣れていたのだけれど、ここで平打ちしていたのはタナゴでした。
キレイですね〜かわいいですね〜。
この独特な菱形のフォルム。
小鮒は小鮒でとてもかわいらしいのだけれど、タナゴにはまた別の良さがあります。
たくさんの釣り人を魅了するのも頷けるというものです。
さて、肝心な釣果としては、タナゴの他にはモツゴとモロコが一匹づつ、という大変に慎ましいものとなりました。
浮き釣り、下手になってきてる実感があります。
川遊びついでのピストン釣りばっかり楽しんだツケかな…。
【本日の遊び道具】
竿 : 五尺延べ竿
道糸: 0.6号
浮き: ナカジマ雑魚浮き
鈎 : タナゴ鈎 三腰
餌 : グルテン5
越谷の水路で小物釣り 君は誰だ⁉︎
久々に越谷の水路です。
そろそろ細い水路からは水が抜かれてしまう時期ですが、11月ならまだ大丈夫かな?と期待して向かいました。
以前、この辺りの水路で小鮒釣りをして随分と楽しい思いをしたことがあり、今回もそこを狙います。
期待通り、水路にはまだ水がありましたが、水面びっしりと細かい浮草が覆いつくしていました。
小さい蜘蛛などはトコトコと浮草の上を歩いて移動しています。
これでは釣りになりません。
でもせっかく来たので当たりがあるか無いかくらいは確かめたい。
水路の両岸には枯草がたくさんあって、見るとそこそこ太い茎が折れて転がっています。
それを拾ってきて、水路の幅いっぱいの長さに切り揃えて浮かべてやれば、浮草をシャットアウトできるはずです。
まずは2箇所に枝とか茎を浮かべて、その間にある浮草を網で掬い取ります。
こんな感じに釣り場が出来ました。
さて、あとは当たりがあるか試します。
餌はバニラの匂いの「グルテン5」を使ってみました。
30分くらいは当たりが全然なくて、溶けた餌を打ち直すだけの時間が過ぎました。
ようやく水中の目印に当たりがあり、小さなモロコが釣れました。
そこからまたパッタリと当たりが途絶えてしまい、とうとう練った餌を使い果たしてしまいました。
いつもなら、もっと早くに見切りをつけて、さっさと場所を移動していました。
けれども、今回は「せっかく釣り場を拵えた」と言う気持ちが仇になり、釣り場を移動する踏ん切りがつきませんでした。
気を取り直して別の水路に向かいます。
先に入った釣り場よりも広い水路です。
上から覗いてみると、キラキラとヒラ打ちが見えます。
やはりこういう所で釣らないと!
当たり前のように、餌を打つとすぐに当たりがあります。
釣れるのはモツゴやモロコばかりですが、場所を変えて正解でした。
そのうち釣れるといいな〜と思いながらしばし。ようやく待望の小鮒が釣れました。
やっぱり小鮒は綺麗です。
元気の良い当たりに合わせると子鯉も釣れました。
仲良く記念撮影です。
調子良く遊んでいると、スリムな小鮒が釣れました。
でも鈎を外すときに、腹ビレにうっすらと赤い色が見えました。
ケースに移してよく見てみます。
ヒレのつき方とか、黒目の感じはタナゴです。
これはひょっとしてヤリタナゴでしょうか。
このあたりの水路で初めて釣りました。
もっと釣れないかと欲を出しましたが結局、釣れたのはこの一匹だけでした。
でも小鮒も釣れて、久しぶりの越谷水路を堪能しました。
【本日の遊び道具】
竿 : 延べ竿六尺
道糸: 0.6号
浮き: 雑魚ウキ
鈎 : タナゴ鈎 三腰
餌 : グルテン5